越谷では河川の自然堤防上に広がる畑地を中心に野菜の作付が行われてきましたが、米の生産調整実施とともに、米と転作作物を組み合わせた複合経営が増加してきました。
越谷で栽培される代表的な野菜には、ねぎや小松菜、ほうれん草などがあります。
また、米の裏作として始まったといわれるくわいは、商品作物として栽培が盛んとなり、現在では市の特産になっています。
近年では、消費地に近い立地を活かし、施設園芸による周年栽培が行われているものも多く、消費者のニーズに合った高品質な野菜が栽培されています。
越谷では代表的な農産物であるねぎ、くわい、小松菜、山東菜などのほか、一年を通して多彩な野菜が生産・収穫されています。
野菜は、旬の時期にもっともおいしく、栄養価も高くなります。
こしがや野菜の旬を知って、野菜をもっとおいしく食べましょう。
生でマリネや胡麻和えに。加熱するとうまみと栄養が増します。にんにく、玉ねぎをオリーブオイルで炒めてから煮詰めたトマトソースは様々な料理に使えて便利です。
夏野菜のイメージが強いですが、最もおいしくなるのは春~初夏と秋。
トマトの湯剥きは面倒なイメージがありますが、一旦冷凍したものを凍ったまま水につけると簡単に皮がむけます。
柔らかく甘い春キャベツはサラダなどの生食に向きます。
塩昆布とごま油でさっとあえるだけの簡単サラダはいかがでしょうか。
胃に良い成分を含んでいて薬にもなっています。生キャベツは便秘に効果的ですが、食べすぎると腹痛を起こすこともあるので必ず水分と油分も摂取しましょう。
肉厚でしいたけの芳香がする新鮮なものを選んで。ポテトサラダとスライスチーズをのせてトースターで焼けば簡易グラタンになります。
ハウス栽培で通年出荷されますが本来の旬は春と秋。
きのこ類は食感を楽しみたいときは生で加工するのがベストですが、冷凍すると保存できるだけではなく旨味がアップします。
サラダはもちろんのこと、チャーハンやスープなどの加熱調理にもむきます。
中華スープにレタスを入れるとシャキシャキ食感でとても美味しいですよ。
水分が抜けて萎れてしまったレタスは50度のお湯に浸すとシャキっとします。
枝付きがいちばん美味。すぐに枝から外し新鮮なうちにゆでるのがポイント。固めに茹でれば冷凍保存も可能です。ずんだもち、枝豆ごはん、かき揚、ポタージュスープに。
アルコール分解を促進し、肝臓の働きを助ける成分が含まれているので、お酒のおつまみとして最適です。利尿作用もありむくみ防止にも効果があります。
サラダや酢の物、和え物、ピクルス、塩もみなどで。トマトと炒めたり、和風味付けでさっと煮たものを冷やすと漬物風になります。
通年見かける野菜ですが、本来は路地ものが出回る夏が旬です。
きゅうりにあるトゲは新鮮なほど鋭いものです。色は濃くツヤがあり重量感があるものがおすすめです。
和洋中の料理に欠かせない脇役的な野菜ですが、丸ごと使いレンジ蒸しにしたり、ステーキやスープにするとメインのおかずになります。
「新玉ねぎ」と呼ばれるものは春が旬ですが、越谷産は夏に出回ります。
硬く締まっていて重みあるものが良いものです。先端から芽が出ていたり根が伸びてしまってるものは避けましょう。
油と好相性ですがカロリーが気になる場合は焼きなすで。フライパンで焼き、冷水にとると皮が剥きやすくなります。
張りとツヤがあり、ヘタの下の部分が太くしっかりとしたものがよく熟している証拠です。
皮のままラップをかけずに電子レンジで(500Wで5分弱ぐらい)加熱後、葉の根元から1cmぐらい上を切り落とすとスルッと実が取れます。
皮付きのものはひげが濃茶色で皮の色も濃い物がよく熟しています。鮮度が落ちるのが早い野菜なので、保存は加熱してから冷蔵庫へ。
トースターでじっくり熱を通すことで旨味がアップします。バターをのせて焼けばしいたけステーキに、ポテトサラダとスライスチーズをのせて焼けば簡易グラタンになります。
ハウス栽培で通年出荷されますが本来の旬は春と秋。肉厚でしいたけの芳香がする新鮮なものを選んで。きのこ類は食感を楽しみたいときは生で加工するのがベストですが、冷凍すると保存できるだけではなく旨味がアップします。
蒸かしたじゃがいもと片栗粉を混ぜて焼くといももちになります。甘辛タレにからめておやつやお酒の肴に。ベーコンや鶏肉とカットしたじゃがいもに塩コショウし、バターをのせて蒸し焼きにすると簡単で美味しいメイン料理になります。
男爵いもはあまり大きすぎても水っぽくなるので、手のひらくらいのもので重いものが良品です。表面が青くなっているもの、芽が出ているものは避けましょう。
「秋の筍」と呼ばれるように、筍と似た食感でほのかな甘みがあり、素焼き、揚げ物、炒め物など様々な料理に合います。きんぴらや天ぷらでも美味しく頂けます。
水辺に生育するイネ科植物のマコモの茎に黒穂菌が寄生したものです。メジャーな野菜ではありませんが、ほんのり甘味がある美味しい野菜です。旬が大変短く、国産は市場にもあまり出回らない珍しい野菜です。
サラダはもちろんのこと、チャーハンやスープなどの加熱調理にもむきます。
中華スープにレタスを入れるとシャキシャキ食感でとても美味しいですよ。
水分が抜けて萎れてしまったレタスは50度のお湯に浸すとシャキっとします。
湯通ししたレタスもしっかりシャキシャキするのでしゃぶしゃぶに最適です。
流行のグリーンスムージーには欠かせない小松菜は、バナナで甘味を出すと飲みやすくなります。
和風では、油揚げと小松菜の煮びたしはめんつゆで味付けすれば簡単に出来ます。
通年出荷されていますが旬は12月~3月の冬の時期。ほうれん草よりもカルシウムを多く含み、アク抜きの必要もない便利野菜。葉が内側にしっかりと反っているものや茎が太いものが美味しい。
近年海外での人気が高まっており、グラタンやスープのほかライスのように加工してフライやチャウダー、リゾットにしたりと今までにないレシピもたくさん出てきています。揚げるととても食べやすくなります。
あまり日持ちしないので、加工したものを冷凍するか、ラップをしてレンジで固めに熱を通したものを冷凍保存するのがおすすめです。
固めに茹でたカリフラワーをピクルス漬けにすると大量消費できます。
冬キャベツは固めに結球するので加熱してもかさが減らず炒め物に最適。土鍋で豚肉を交互にキャベツと肉をミルフィーユ状に蒸し煮にするとうまみが逃げず、美味しく見栄えのする一品になります。
胃に良い成分を含んでいて薬にもなっています。生キャベツは便秘に効果的ですが、食べすぎると腹痛を起こすこともあるので必ず水分と油分も摂取しましょう。
山東菜漬でおなじみですが、くせが無いのでお浸しやサラダしたり、白菜と同じようにクリーム煮にしても。葉の柔らかいものは生食にも向きます。
旬は12~1月、冬のごく短い期間に限られています。老化防止に役立つβカロテンやビタミンを多く含み、油で炒めることで効率的に栄養を摂取できます。
煮物の他、炊き込みご飯にも。煮物に使う場合は米のとぎ汁で下茹でしてアク抜きをします。薄切りにしたものを揚げて塩をふった「くわいチップス」は、おつまみやおやつになります。
越谷特産のくわいは、縁起物としておせち料理に欠かせません。サツマイモのような芋類ですが、タンパク質やカリウムが豊富です。芽が柔らかいものや折れてるものは避け、実がしっかりと硬くしまったものがおすすめです。
鍋の具が定番ですが、苦みが強いものはすき焼きに、穏やかなものは魚介鍋がおすすめです。天ぷらにする時は衣に片栗粉をプラスするとサクッと揚がります。
葉のギザギザが浅く葉が広いタイプの方が苦味や香りが穏やかで、切れ込みが深いものの方が香りや苦みが強い傾向があります。葉の部分を加熱しすぎると苦味が強くなるので苦手な場合は茎と葉を分けて加熱を。
和風出汁がしみ込んだふろふき大根は、調理前にレンジで加熱すると時短になります。下茹での時に少量の生米と一緒に茹でるとふっくらと仕上がります。
鮮度が落ちてきた大根の葉は黄色になってきます。ひげ根の毛穴の数は少ないほどよい環境で育ってる証拠です。おろす時は、繊維に添っておろすと辛みが少なく、横におろすと辛みが強くなります。
沖縄の料理「にんじんしりしり」は、スライサーなどで細切りにしたにんじんを炒めたもの。味付けしなくても甘味があるおかずになります。葉の部分もほんのりにんじん味なのでごはんに混ぜればにんじんご飯になります。
表面が乾いてなくツヤがありデコボコがあまりないものが良品。葉付きのにんじんの葉もおいしく食べられます。
青い部分は肉や魚などの臭み取りだけではなく、ネギ味噌にもできます。
シンプルにねぎをフライパンで焼くだけでもお酒の進むおつまみになります。弱火でじっくり焼くのがポイント。
白い所と緑の所がハッキリとしてるものがおすすめです。白い部分はよく引き締まって硬いものが良品です。
白菜入りのこっくりとしたクリーム煮はベーコンなどの肉以外にも鮭も合います。
意外と手間のかかるミルフィーユ鍋は4分の1カットほどの白菜を使うと作業がとても楽になります。
重量感があり、半分にカットされた白菜なら断面が白くみずみずしいものが新鮮です。黒い斑点があるものは栄養過多になったものなので食べても特に問題ありません。
捨てがちな茎の部分は炒めたりピクルスにして美味しく食べられます。食べきるのが大変な場合は、牛乳とブイヨン、溶かしバター、ブロッコリーをミキサーにかければブロッコリースープとして大量消費できますよ。
長期保存する場合は茹でてから冷凍保存でも良いですが、ラップをしてレンジで固めに熱を通してから冷凍すると栄養が逃げません。
お浸しとして定番のほうれん草は、茹ですぎると葉っぱが溶けるので色が変わる湯通しくらいがベストです。
また、キッシュにいれると一気におもてなし料理に変身します。
葉に張りがありピンとしっかりとしてるものが良品。根元がピンクのものは鮮やかなピンクであればあるほど旨味が強いです。
さっぱりとした癖のない味のみず菜は、辛めの炒め物や鍋にとてもよく合います。みず菜をスープに入れる場合は、片栗粉などでとろみをつけてあげるとより食べやすくなります。
アブラナ科の京都の伝統野菜のひとつで、「京菜」「壬生菜」とも呼ばれます。水菜と豚肉の「はりはり鍋」が有名ですが、「はりはり」は、水菜のシャキシャキとした食感からきています。
小口切りにしてなめろうなどと和えたり、お好み焼きに入れたりと幅広く利用できます。細かく小口切りにしたものを冷凍保存しておくと、色々は薬味にさっと使えて便利です。
株分れ(分けつ)が多いねぎ(葉ねぎ)の一種で、京都の九条ねぎに近い。よく間違われる「分葱(わけぎ)」とは別物。